OGLALAアシスタント日記

宇宙人

この前、ふと仕事中に岡居と会話で私が高校生の頃、美術の授業で胸が3個ある宇宙人を作った話になった。
40cmくらいの粘土で出来た宇宙人で、当時の美術の先生が「来客用玄関に飾りたい」と、卒業してから数年はずっと飾って下さってた。
岡居も何故か好んでくれていて、
「あれって凄いよな。初めは、何これ?って思ったけど、めっちゃ印象に残ってて、年々凄いよなぁ。勝たれへん。って思う」
と、何故か気に入ってくれている。
「今はどぉなってるんだろ?」
と、いう事で、高校に問い合わせてみました。

かなり「探偵ナイトスクープ」風な電話でした(笑)

「もしもし、あの、、、すいません、10年ほど前に卒業した者で、岡居と申します。美術のI先生いらっしゃいますでしょうか?」

「そのような先生はいらっしゃいません。」

「今って美術の先生は、、、?」

「違う先生です。今は2年おきくらいに代わってますので。」

今の美術の先生に代わってもらい、宇宙人を探している事を伝える。

「、、、実は、私自身、最近赴任してきましたので、まだ、よく分かっていないんです。美術も掛け持ちで見てますので、、、どんな感じの宇宙人ですか?」

「粘土なんです。大きさは40cmくらいで、、、」

「形は?」

ここで、胸が3個あります。って言うのが、かなり恥ずかしかった。
でも、言わなければ分からない。

「あの、、、、胸が3個ありまして、、、羽もあります。下に人間が二人、、、人間って言っても妖怪みたいな感じなのですが」

「胸が3個ですか。。。」

ちょっと、戸惑いながら、笑いをこらえている感じ。
しかし、とても親切な先生で、美術室を一度見て下さる事に。

そして、次の日、電話が鳴りました。

「それらしき物がありました。もう一度、旧姓を教えて頂いてよろしいですか?
、、、間違いありません。ありました。」

「良かったぁ!ありがとうございます!」

と、いう事で、先生とアポをとり、数日後に引き取りに行きました。
美術準備室に行き、「これですか?」と、ガラス棚の中を指差される。

おーーーーなんと、そこには、私の宇宙人が!
鶏の剥製の横にありました!!!!!(笑)
ビョーーンと延びた鶏の羽が、宇宙人の顔面に被ってる状態で置いてありました。

鶏の剥製の横ってのが、かなり面白い!

(後から思えば、暑い日も寒い日も、その鶏さんと仲良くしてたんだなぁ、、、ちゃんと鶏に「ごめんね。連れて帰るね。」と言えばよかった。と少し後悔です。)

そして、どこも損傷していなく、細かく言えば、口から出てるヘビの舌みたいなのが、ないけど、そんなのすぐに作れます。宇宙人の帽子もありました。
ホコリも一切付いてなく、綺麗に保管されていたようで、とても嬉しかった。

「これは、、、何かの写真を見て作られたのですか?」

「いえ、全て想像です。」

先生は少し黙って、「、、、、、、、独特ですね、、、」

と、先生の顔を見上げると、半笑いだった。。。

私は、小さい頃から絵を描いたり、粘土を触ったりするのが大好きだった。
小学生の頃は、夏休みの宿題で貯金箱を作り、それが入賞して、どこかで飾られたりするのが恒例だった。絵も大好きで、人権問題の冊子の表紙になったり、色々とあったけど、何故か表彰状とかその時の絵やらは全てない。。。。
必ず通信簿でも、美術と体育は光っていた。
勉強は出来なかったので、特に目立ったのかもしれません(笑)

中学に入り、デッサンの上手い子と同じクラスになり自分の描くものが恥ずかしくなり、描きたいものを描かなくなり、自分の全てを部活に注ぐ毎日だった。
部活動のハンドボールで、いつの間にか西播選抜に選ばれ、休みの日に違う学校の子とハンドボールをし、そして、これまたいつの間にか、兵庫県の選抜選手にも選んでもらい、兵庫県の色んな地域から集った人達と練習する日が続いた。私は速攻が大好きだった。
進路を決める頃に、学費免除で高校の推薦も来たが断り、近所の高校へと進んだ。

高校3年生になり、夏、美術の先生に「入江はどうすんや?美術の方面には行かないのか?」と言われる。全く考えてなかった。
美術は大好きだけど、そういう方面に進むとは考えてなかったが、自分と向き合い進む事を決めた。受験には「デッサン」が必要らしい。。。。
夏期講習をしている、デッサン塾をタウンページで探し、電話し、通う事になった。
初めてのヌードデッサンなんて、プロレスラーだった。
でも、何故かデッサン塾の先生も、他の子には細かく指導しているのに、
私の絵を見て「プッ」と笑い、
「入江さんは、我が道を行って下さい。入江さんには、あのモデルさんがこう見えたんやろ?」と、、、、もぉ少し何か言って欲しくて、「直すところ、、、」と食い下がるが「このままで、、、」と言われる。

そして、自分の進みたい短大を高校の先生に伝えると、推薦が貰え、美術の短大へ進む事になった。
しかし、沢山の授業の中で、沢山の人の中で、私は萎縮してしまい、伸び伸びとした自分が出せなくなった。
周りと自分とを比べてしまい、自分の作りたい物が表現出来ない。
そこで、頭を切り替え、基礎を学ぶだけのつもりで通えば良かったが、なかなか難しかった。
卒業はしたものの、卒展では自分の思うような物が作れなかった。
私は、ブロッコリーが大好きだったので、その断面が綺麗なぁーと思い、断面のブロッコリーを虹色で描く予定が上手くいかず、提出日に迫れて焦っていた。
毎日、夜8時まで残り描いていたが、思う様に仕上がらない。
すると、先生にいきなり
「全部、黒にして塗りつぶしてテリー ウィンタースの画集貸してあげるから、テリー ウィンタースみたいに描いたらいい」
と言われ、いきなり、「ちょっと貸してみて。」と、虹色のキャンバスにたっぷりと、全て「黒」にされてしまった。

ビックリした。

確かに焦ってはいたが、私の考えていた方向とまるで逆。
自分の絵を全否定されたようで、嫌になった。
どうして良いのか分からなくなった。
この先生は、前から好きではなかったが、ますます好きではなくなった。

卒展では、それなりの顔をした私の絵はあったが、その前で記念撮影している私の納得のいかない顔があった。

今から思えば、毎年、だいたい似た様な絵が出てるように思う。
先生なりの「卒展」の形というのがあるのかもしれない。

まだ、その時の名残か、今でも絵を描くのが怖くなった。
誰かの目を気にしてる。
仕事にしているわけでもないのだから、いつか自分が伸び伸び描ける日が来て欲しい。

最後ですが、下の写真が「捕らえられた宇宙人」です。

宇宙人、下の板に固定していないので、自力で立つ+下の二人が補助。
全体写真 
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下から見ると、、、、
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イヴ
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アダム
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実は取れます。
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帽子でした。。。。
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頭のてっぺんで、お香を置く場所を作り、帽子から煙が出る設定でしたが、こげるので火は付けませんでした。
d0148073_14152062.jpg

後姿。
d0148073_14162827.jpg

横顔。。。
d0148073_14165667.jpg

見て頂きありがとうございました。
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by porcu | 2008-08-10 19:05 | プライベート

Indian Beadworks、OGLALA(オグララ)アシスタント日記。ホームページ(OGLALA-WEB SITE)、作業日誌へは下のリンクからお越し下さい。
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